事務所スタッフの親御さんが気に入っていると聞いて初入店。
最近、町中華がめっきり減って、中国人経営のお店ばかり。この類のお店は、屋号こそ違っていても、同じようなメニュー構成で味もそれなりのため、がっかりしていたので、騙されたと思って夫婦で行ってみた。
時刻は午後6時。曜日は日曜日。
国道沿いにもかかわらず店の周りも店内も薄暗い。
案の定、お客さんはいない。
大失敗か?!
「いらっしゃいませ」と笑顔を忘れた中年のご婦人。ホールは一人で回しているようだ。
結局、ここも中国人経営のお店だ。メニューを見ると、セット内容も含めて他店と同類だ。まあ仕方がない。せめて味さえ良ければ嬉しいんだが。
妻はほろ酔いセット¥1,380円をオーダー。
生中に料理を二つと、ご飯物が選べる。
そこで選んだ一つが中華定番の焼餃子。
下味が無いのか、餃子タレを付けなければ美味しくない。
次はオーダーしない。
もう一つは、これまた中華の定番の唐揚げ。
これは好みが分かれるところだが、小生的には下味をつけずに粉をまぶして揚げただけの代物。ジューシーで身も柔らかく揚がっているだけに残念だ。
ご飯物は、これも定番の炒飯。
やはりその店の技量は定番を食べるのが1番!
おや、炒飯は普通に美味しい。
これで1,380円なら合格だ。
ご飯物を注文しなければ、300円安くなるから、財布には優しいお店だ。
小生は、刀削麺の五目中華¥880円をオーダー。
ちょっと前までは技術がいるのでオーダーできるお店は限られていたが、最近は方々で見かけることが多くなった。これも中国人の目に見えぬ中華店の支配のおかげか。とは言え、大抵は坦々麺などの刺激的なラーメンばかり。ところが、醤油味の五目があるではないか!迷わずオーダーした。
きたのがコレ。
味は不味くない。いや、美味い。
野菜も多く、スープも旨い。餡も良い塩梅の硬さだ。
だが、刀削麺という割に、厚さも幅も長さも均一だ。
つまり手作業で削り出した麺ではなく機械で作った市販品の麺だ。なるほど、これが最近刀削麺をメニューにしている店が増えた理由か。
たしかにコシもあるし、美味い。名古屋名物きしめんとは違う。群馬のひもかわうどんに近いかも。いずれにしても期待していたものとは違い刀削麺風のラーメンでした。
でもコレはコレで美味しいし、味噌ラーメンの刀削麺にも興味があるから、孫が来たら再度オーダーしよう。
ご馳走様でした。